Research

新X線技術

debye_ring © SOIPIX2015 S. Mitsui

金属表面に入射されたX線ビームは、ブラッグの法則により回折して回折環(デバイリング)を形成します。

debye_ring_int4 © SOIPIX2015 S. Mitsui

回折環を2次元検出器により詳細に計測して、金属材料の残留応力や硬さ等を評価する技術が新X線技術です。

 

X線残留応力測定装置

従来のX線残留応力測定装置は、大型で測定時間が数十分掛かっていました。

近年、可搬型X線残留応力測定装置が発売され1分程度での測定が可能となり、現場適用も広がってきました。

我々は更に小型高速な、半導体検出器を用いたリアルタイムX線残留応力測定装置の開発を行っています。

これにより、高速に鉄道レールのX線残留応力測定を行うことで時系列的にレールの損傷を観測し、レールの亀裂発生前に保守を行うことが可能となります。

また、金属製品のインライン全数検査など今まで不可能であった検査が可能となります。